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 技術の資料

 

 

 

 


 
1、材料取り

打抜きに関しては適正な縁さん幅(a)と送りさん幅(b)が必要です。これは良好な打抜き部品を得るため部品外周に適切な環歯が圧入され、有効に働くためのものです。


2、打抜き力の算定

打抜き力は下記の式により求められます。

打抜き力   N=製品の総切断長さ(mm)×材料厚さ(mm)×せん断強さ

     *せん断強さ=引張り強さ×0.9


3、隅角部のR

内側と外側形状の許容最小Rを下記図表に示します。

 

IR = 0.6AR
ir = 0.6AR
ar = AR
ar = IR
例:
t = 3mm
角度 = 30/td>
AR(min) = 1.45mm
結果:S2とS3の境界値
 
S1 : 難易度 簡単
S2 : 難易度 普通
S3 : 難易度 厳しい

 

 

 

 

 

 

 

 

4、穴直径と内外部形状

ファイン・ブランキングでは最小の穴の直径は、材料厚さとその引張り強さに左右されます。原則として"約0.6×材料厚さ"まで加工可能ですが,特殊な金型を用いてそれ以下の加工も可能です。
 


a(min)=0.6t
b(min)=0.6t

 

 

 



a(min)=0.6t
b(min)=0.6t


 

 


b(min)=0.6t

(*)t=材料厚さ
 

 

5、打抜きダレ

ファイン・ブランキングは打抜きダイ側にダレが発生します。ダレの大きさは隅角部の大きさ、材料の厚さと材質、環歯の大きさ、形状及び位置により変化します。但し,特別な工夫をすることによりダレをより少なくすることが出来ます。

 



 

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